北斎の版画作品は、細判役者絵にはじまり、作品のシリーズ化など、作画域を拡げてゆきます。 役者、美人などを対象に描くものから、洋風遠近表現などの試みを経て、北斎畢生・近世絵画史上の傑作「冨嶽三十六景」が北斎の手から生まれました。 昨年新装になった版画展示室では、富嶽三十六景、諸国瀧廻り、諸国名橋奇覧など、北斎を代表する連作錦絵から選び、二十余点をご覧いただけます。